Raspberry Piに簡易にアクセスポイントを設置(Access Point Unit for Raspberry Pi)

マグボットのRaspberry PiにはApacheとDHCPサーバーが動いています。Raspberry PiとPCを1対1で有線LANでつなぐときにはこれでいいのですが、タブレットやスマートフォンを接続したいときにはアクセスポイントが必要になります。無線ドングルを使ってhostapdなどでアクセスポイントを作ることができますが、その前にホテル用ルーターで簡易にアクセスポイントを設置してみます。

ホテルなどで有線LANを無線LANにするホテル用ルーターを使ってみます。
ELECOM WRH-300シリーズ

IMG_3533

このELECOM WRH-300シリーズは、初期設定ではアクセスポイント機能になっています。
これにはLAN端子とWAN端子の2つの端子があるのですが、LAN端子とRaspberry PiのLAN端子を有線LANでつなぎます。ホテル用ルーターの電源は別途接続します。
ここではRaspberry Pi Model B+に有線LANでWRH-300をつなぎ、電源はB+のUSBから供給しています。

 

IMG_3611

 

この状態でタブレットやスマートフォンからホテル用ルーターのネットワークに繋ぐと、タブレットやスマートフォンにIPアドレスを振らなくてもマグボットのRaspberry Piにアクセスできます。
WRH-300-SはUSB電源でも動くので、電源にバッテリーなども使用できます。

他のホテル用ルーターにはWAN端子しかないものがありますが、WAN端子とRaspberry Piを有線LANでつないでうまくいくかは試していません。

追記 2016/6/24
ELECOM WRH-300のLAN端子の「INTERNET」の方とRaspberry PiのLAN端子をケーブルで繋げてみてください。(写真ではLAN/SETUPの方につなげていますが、スマホやPCからアクセスしてもRaspberry Piにアクセスできません)
また、ELECOM WRH-300に電源をRaspberry PiのUSBから供給しようとしても電力不足の場合があります。そのときは、ELECOM WRH-300の電源を
Raspberry Pi以外の別からとってみてください。

Raspberry Pi Model B+ のUSBポートの電力アップ

Raspberry Pi Model B+ のUSBポートからの電流が少ないので困っていたら

以下に対処方法が書かれていたので参考にさせていただきました。設定で0.6Aに制限されているそうです。その制限を解除します。

あっきぃ日誌
Raspberry Pi Model B+のUSBポートに1.2Aの電力を供給する

OSを最新版にアップグレートした状態で、nano で以下を開きます。

config.txtの最後に

を記入して保存、再起動すると

無事USBポートに多くの電流が流れるようになりました。
1.2Aだそうです。
Raspberry Piに使用する電力以外にさらに1.2A使用できるのであれば
セルフパワーのUSBハブを使用しなくても
Arduinoや無線LANドングルなどをつなぐことができます。
USBポートに1.2Aまでの電力をフルに使用する機器を使用する場合にはRaspberry Pi Model B+に2A以上のUSB ACアダプターか、バッテリーを繋ぐといいと思います。

ちなみにこの設定をしたOSは、Raspberry Pi TypeBでも問題なく使用できました。Raspberry Pi  Type B用、Model B+用とわけなくてもよさそうです。

科学体験教室でマグボットのワークショップ開催

8月8日 東京都市大学世田谷キャンパス開催された科学体験教室において、小池研究室が小学生がマグボットをSCRATCHで動かすワークショップを行い、80組近い小学生とそのご家族が参加しました。
昨年の科学体験教室ではSCRATCHでは動かなかったのですが、山梨英和大学の杉浦先生の努力で今年実現しました。昨年よりも大人気でした。

驚いたのは来場した小学生が皆すでにSCRATCHを知っていたり、SCRATCHの経験があることと、同行された保護者の方達のSCRATCHへの関心がとても高かったことでした。女子小学生の参加も多かったです。

IMG_2571IMG_2596IMG_2575

Raspberry Pi TypeBのカードをB+ で使用する

マグボットで使用しているRaspberry Pi Type BのSDカードの内容をMicro SDカードにコピーして使用しようとしたらB+が起動しませんでしたが、sudo apt-get updateと、sudo apt-get dist-upgradeをしてMicro SDカードにコピーしたらB+で動きました。

 

 

マグボットの製作情報の公開準備

2014年の8月末を目処にマグボットのハード、ソフトの情報を公開するために作業中です。今年に入って、小池研究室以外の方がマグボットを製作されることが急速に増えましたので、多くの皆様にマグボトットを製作して使っていただくために情報を整理して公開できるようにいたします。